ニーショット・ファッション・スタイル

ミネソタ大学の心理学者"Vladas Griskevicius"の研究に"Science of Lust"（欲情の科学）があり、YouTube動画を掲載しました。
彼の研究では人間は「男女のときめき」により、脳内にドーパミンが分泌され、それが引き金となり、人間の決定や行為に影響していると言います。
男では創造力が増し、女では親切心が増すとのことです。
この「欲情の科学」をココ・シャネルに当てはめて考えてみると男女両方の脳を持っていたと考えられます。彼女は新しい洋服を創造し、若い芸術家たちを支援していました。
Googleにて"Coco Chanel boyfriend"をキーワードとして、シャネルをときめかせたであろうボーイフレンドを検索してみましたので、その写真を紹介します。



[エティエンヌ・バルサン]
シャネルはバルサンの援助により、1909年、パリ17区マルゼルブ大通り（fr）160番地で、帽子のアトリエを開業する。



[アーサー・カペル]
一生涯愛する人物となるイギリス人青年実業家アーサー・カペルとの交際を始める。カンボン通りの店の開設資金はカペルの助力によるものである。



[イーゴリ・ストラヴィンスキー]
ロシアの作曲家で「火の鳥」を作曲した。シャネルは彼を支援したいた。シャネルとストラヴィンスキーとの関係は映画化されました。
写真の口に手をあてているのが、ストラヴィンスキー。


[ドミトリー・パヴロヴィチ大公]
芸術家が集うサロンを主催するミシア・セールと出会い、ロシアのドミトリー・パヴロヴィチ大公と交際する。





[ウェストミンスター公爵]
1924年、イギリス一の大富豪、第2代ウェストミンスター公爵Hugh Grosvenorヒュー・グローヴナーと出会い、以降6年間に及び交際する。







[ポール・イリブ]
1930年、ココ・シャネルはアメリカに渡ります。これは、映画制作会社のサミュエル・ゴールドウィンの計らいで、ハリウッド映画での衣装及びスターたちの普段着をプロデュースするためのものです。
その時、ココはまたしても恋に落ちます。アメリカ人のイラストレーター、ポール・イリブです。



[ハンス・ギュンター・フォン・ディンクラージ男爵]
第二次世界大戦中の1940年、フランスがアドルフ・ヒトラー率いるドイツ軍に占領され、親独のヴィシー政権下となった際、ゲシュタポの高官のハンス・ギュンター・フォン・ディンクラージ男爵の愛人になることで、様々な恩恵を受けて暮らした。



[サルバドール・ダリ]
ダリもシャネルから支援されていた画家の一人だと言われています。奇行で知られるダリですが、若いころは結構イケメンだったみたいです。





[管理人考察]
ドイツ軍将校の愛人となり、「ナチのスパイ」や「売国奴」として非難されたシャネルですが、ドイツ軍が劣勢になった時、共にスイスに逃亡しています。単に自分の安全を保障する男ではなく、ひとたび恋人がピンチになると今度は自分が助けるシャネルの姿がそこにあります。国籍や職業を超越して人物を見る眼力の持ち主であったと思います。
やはり、シャネルを知ると人生が変わります。シャネルの代表的な作品はシャネルスーツの婦人服ですが、男が持てるシャネル製品を専門店で探し、キーケースを見つけました。高価なキーケースですが、"Simple is Best"を忘れないために購入しました。車の鍵、自宅の鍵、職場の鍵の3つを入れていつも携帯しています。こんな女性に1度はあってみたいものです。